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かつて川沿には「グリーンホテル」という施設がありました。
1987年12月10日に開業し、ホテルとして札幌市内トップクラスの大きさを誇っていました。
しかし2004年にアパグループへ売却され、現在アパホテルとなっています。

事件概要
グリーンホテルでは、1999年5月14日未明に女子高生が焼身自殺する事件がありました。
この女子高生は神戸から修学旅行で札幌に来ており、宿泊していた305号室で自殺を図りました。
同じ部屋に宿泊していたもう一人も巻き添えで亡くなってしまいました。
室内にはドアをふさぐようにソファが置かれ、大量のマッチが散らばっていたようです。
ただ、火は燃え広がることはなく、305号室内のぼやに収まったことが不幸中の幸いだったと言えます。

事件の経緯
事件当初は女子高生の間で当時流行っていた「黒魔術の儀式」を行った結果、誤って火災を起こしてしまったのではないかという憶測が流れていました。
しかしそれは憶測に過ぎず、使用された大量のマッチや新聞紙が地元から持ち込まれたものであることや、放火を仄めかすメモが見つかったことから放火と断定されました。
この生徒が放火を起こした経緯ですが、いじめの報復・元々他人に被害妄想を抱いていた・万引きがバレるのを恐れたためなど、様々な予想が立てられています。
いずれにせよ、人間関係の拗れがこのような悲劇を起こしたのだと思います。

後日談
この女子高生は火をつけて自殺してしまいましたが、亡くなったから罪が許されるわけではありません。
同じ部屋に宿泊していた生徒が事件から1週間後の21日に亡くなったため、自殺を図った生徒は被疑者死亡のまま8月10日に放火殺人の疑いで書類送検されました。
また、ホテルと契約していた火災保険会社は生徒の両親と生徒の通っていた星城高校を運営する熊見学園を相手取り、合計1830万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

心霊情報も?
その後は心霊目撃情報が相次いでいます。
事件のあった305号室が赤く光っていることがあるとか・・・。
私はその類の情報は信じていませんが。
また、アパホテルに変わった今でも305号室は使われていないという噂があります。